昔からある日本食のおそば。
日本に複数ある麺類の中でもそばには美容にもダイエットにもいい成分が豊富に含まれています。
福井県は越前も有名なそばの名産地です。
kitchen M(キッチンエム)が自社工場で生産している蕎麦粉も福井県のものを使用しており、年々そのレベルが上がっています。

そばはお米や小麦製品（うどん・ラーメン・パスタ等）に比べ、GI値が低い食品です。
GI値が高い食品は食後に血糖値が急激に上昇し、インシュリンの分泌も活発にします。
インシュリンには脂肪を作る働きがあるので、分泌され過ぎると脂肪を体内にため込んでしまい、太る原因となります。

たんぱく質は、生命を維持するために欠かせない3大要素のひとつでもあります。
人間の体から水分を取り除いたうちの半分がたんぱく質で構成されており、たんぱく質は体の組織を作る重要な役割を担っています。
そば粉に含まれるたんぱく質は良質なアミノ酸で構成されており、疲れを感じるときにもおすすめです。

ビタミンB群は、炭水化物や脂肪、たんぱく質の代謝をサポートするものです。
そば粉に含まれているビタミンB1やB2は白米のおよそ4倍とされています。

そば粉にはヘミセルロースという食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は便秘にも良いとされていますし、悪玉菌や有害物質を減らす作用があります。

そばが健康維持のための食品として注目されるようになったのは、ルチンの存在も大きいです。
ルチンはポリフェノールの一種であり、抗酸化作用が高いと注目されている栄養素です。
また、血行が良くなることによる肌つやのアップも期待できます。

福井県美山町で採れた石を使って作られた石臼を使用しています。
その石臼で挽いたそば粉は熱を持ちにくく、風味がそのまま生かされます。

ガレットはフランスにあるブルターニュ地方発祥の食べ物で、「円く焼いた料理」という意味があります。
ブルターニュ地方はもともと日照時間が少なく、土地が痩せており小麦は非常に高価でした。
そのため土地の気候に合った蕎麦が盛んに植えられ、人々の貴重な栄養源となりました。

中世以降、十字軍によってもたらされたとされる蕎麦の実はヨーロッパ中でお粥やパンケーキ、すいとんのようにして食されていました。
特に小麦に頼れないブルターニュでは、水で溶いた蕎麦粉を炉端の平たい石の上で薄く焼いたもの、ガレットが長い間パンに代わる庶民の主食だったのです。

その後、ガレットは他の地方へと次第に広まり、蕎麦粉の代わりに小麦粉を使ったクレープも作られるようになり、今では世界中で知られる有名なフランス郷土料理の一つになりました。
フランスでは、飲食店としてクレープリー(ガレットとクレープの専門店)の人気は高く、どこの地方に行ってもクレープリーを見つけることができます。

ちなみにガレットはそば・塩・水などを混ぜた生地を専用の鉄板で焼き、お好みの具材を乗せたら完成ととてもシンプルに作ることができます。
具材は野菜、魚介、肉類と幅広く、一般的に卵・チーズ・ハムが乗ったガレットを「ガレット・コンプレット」と呼びます。

蕎麦粉で作られていることから健康志向の女優さんやモデルさんを中心に人気を集め、ここ数年でガレットの認知度も上がってきています。